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2013読書

『天の夜曲』 宮本輝

天の夜曲  流転の海〈第4部〉天の夜曲 流転の海〈第4部〉
(2002/06/26)
宮本 輝

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本人の才覚でバッサバッサと人生を切り開いてきた熊吾であったが、
50代も半ばを過ぎ、ここで自分の力が及ばない『運』というものに
向き合うこととなる。

大阪の中華料理店経営では、食中毒事件の責任を被せられ閉店
することになった。
知人からの共同出資の誘いを受け心機一転、
中古車部品の販売をしようと妻子を伴い新天地の富山にやってきた。

富山での初めての家族水入らずの夜、
いままで耳にしたこともない不思議なざわめきを聴いた。
笛の音のような、鈴の音のような幽冥な音。

運命の啓示だったのかもしれない。

それからは、歯車が一つずつ狂いだしすべての『運』が
あと一歩のところで悪い方に傾いていく。

9才の愛息は落語に凝っていて「鴻池の犬」を上手に暗唱する。
『え-、世の中には運不運というものが確かにありますようで~』
ひととき熊吾夫婦を和ませるのだが、
その熊吾には不運の陰りが迫ってきているのだ。

『運』とは何だろう。
人は、行いの善し悪しに関係なく運に恵まれたり、
ただ不運に行き場を失ったり命を終えたりもする。

それは、人智の及ぶところではなく
ただ、紙一重の運があったことを神に感謝することしかできない。
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プロフィール

Namiko

Author:Namiko
2011年7月~2014年3月
 鳥取県米子市に在住
2011年12月
 人生観が変わりました

心の声に耳を澄ませて
会いたい人にはすぐ会う
行きたいところには行く
いつもにっこり微笑んで
毎日の生活に幸せを探す

米子での楽しかった日々を糧に
奈良でも自分磨きをし、
ピカピカに光りたいと思います

みずがめ座A型
要約筆記勉強中
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